ここ数年、様々な分野でDXが急速に進んできました。どちらかというと、アナログな手法が主流であった人材育成の分野にもDXの波が押し寄せています。
企業の人材育成といえば、会議室や研修ルームなどでおこなう対面での集合研修をイメージされる方も多いと思いますが、ウェブ会議システムを利用した「オンライン集合研修」や、動画や教材を視聴する「eラーニング」が、いま注目を集めています。 そのような中で、対面での集合研修・オンライン集合研修・eラーニングの3つを組み合わせた「ハイブリッド型の人材育成」が主流になりつつあります。
そこで、今回の記事では、オンライン人材育成の代表的な手法である「オンライン集合研修」と「eラーニング」の特徴や育成効果を高めるためのポイントについて解説します。
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💡 この記事でわかること
- オンライン人材育成の手法
- 1. オンライン集合研修とは
- 1.1 特徴
- 1.2 メリット
- 1.3 オンライン集合研修に適したテーマ
- 1.4 おすすめのウェブ会議システム
- 1.5 研修会社への依頼と注意点
- 2. eラーニングとは
- 2.1 特徴
- 2.2 メリット
- 2.3 eラーニングに適したテーマ
- 2.4 eラーニングサービス選定のポイント
- 参考|とにかく簡単につながる無料グループチャット「パルケトーク」
- 参考|無料でずっと話せるミーティングアプリ「パルケミート」
- まとめ
オンライン人材育成の手法
オンライン人材育成の代表的な手法には、「オンライン集合研修」と「eラーニング」の2つがありますが、ただやみくもに1つの手法を採用すればよいというわけではありません。
人材育成の目的である「社員の成長」を実現するためには、対面での集合研修を含めて、それぞれの手法の特徴をよく理解したうえで、使い分けていく必要があります。
それでは、それぞれの手法の特徴や育成効果を高めるためのポイント、ツールやサービスを選定する際の注意点について解説していきます。
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1. オンライン集合研修とは
1.1 特徴
オンライン集合研修とは、集合研修をZoomなどのウェブ会議システムを利用してオンライン上でおこなう研修を指します。講師と受講者20〜30名が同時にウェブ会議システムに参加し研修を進めていきます。対面での集合研修と同様、講師と受講者、または受講者同士がインタラクティブにコミュニケーションをとりながら学びを深めていきます。ウェブ会議システムに搭載されているブレイクアウト機能などを活用してグループワークもオンライン上でおこないます。
1.2 メリット
コロナ禍で、オンライン集合研修を緊急避難的に導入する企業が増えましたが、以下のようなメリットにより、今ではすっかり定着してきました。
- 画面共有機能などを用いて各受講者のアウトプットを共有することで、講師や他の受講者から個別性の高いフィードバックを得られやすい
- ひとつの場所に集まる必要がないため、自宅からの参加や地方のオフィスからも気軽に参加できる(育児中の時短勤務社員などの参加ハードルも低くなる)
- 人事部門にとっては、会場費用や受講者の交通費、会場設営の手間などが不要なため、対面での集合研修と比較し、大きくコスト削減できる
1.3 オンライン集合研修に適したテーマ
特にコロナ禍においては、幅広いテーマの研修がオンラインでおこなわれており、講師のスキルやプログラムの内容にもよりますが、一定の効果を発揮しています。個別性の高いフィードバックの得られやすさから、思考力やコミュニケーションなどのビジネススキルを取り扱う研修が最も適しています。 一方で、キャリアプランの作成など、受講者間のより深い自己開示とディスカッションが求められるテーマにおいては対面での集合研修が適していると言えるでしょう。 また、オンライン集合研修では、講師からの一方的な講義の時間が長いと、集中力が続きづらくなりますので、知識のインプットは事前にeラーニングなどを活用しておこなうと効果的です。
1.4 おすすめのウェブ会議システム
人数的に講師・受講者全員が参加できるウェブ会議システムであれば、オンライン集合研修をおこなうことが可能です。 しかし、よりコミュニケーションを活性化させるためにも、グループワークをおこなうためのブレイクアウト機能や、コミュニケーションを活性化させるためのチャット機能などが充実したシステムを用意するとよいでしょう。Zoom、Microsoft Teamsなどがおすすめです。
1.5 研修会社への依頼と注意点
対面での集合研修を内製で実施している企業も多いかと思いますが、オンラインの集合研修では、講師に求められる「ファシリテーションスキル」と「教材作成」の難易度が格段にあがるため注意が必要です。特に、はじめてオンラインでの集合研修を実施する際は、研修会社に依頼することをおすすめします。
ただし、研修会社により、まだまだオンライン集合研修のノウハウにばらつきがあるため、講師がオンライン研修に慣れているか、検討している研修プログラムがオンラインで実施された実績があるか、をしっかりと確認しましょう。
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2. eラーニングとは
2.1 特徴
eラーニングとは、インターネットを介して教材を視聴する研修方法を指します。eラーニングというと、なかには文字だけで退屈な研修というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、最近では、動画を取り入れたり、自らアウトプットを作成したり、育成効果の高い研修が可能となっています。
2.2 メリット
コロナ禍であらためて注目度のあがったeラーニングには、以下のようなメリットがあります。
- 場所や時間を選ばずに学習できる
- 苦手な分野などは、定着するまで何度も繰り返し受講できる
- eラーニングサービスの提供会社が用意したプログラムを活用すれば、各社員の課題に合った幅広いテーマのコンテンツを用意することができる
- 社員が受講した記録を簡単に残すことができる(法令で定められている研修の受講記録の管理も簡単)
2.3 eラーニングに適したテーマ
eラーニングは、特に知識のインプットにおいて活躍します。 最近では、様々な工夫や仕掛けが導入されていますが、アウトプットを繰り返すなかで定着していくスキル研修や、キャリアプランの作成など受講者間のディスカッションがキーとなる研修については、まだまだ対面やオンラインでの集合研修に分があると言えます。その点を意識し、何をeラーニングで取り扱い、何を集合研修で取り扱うのか、明確にすることが大切です。
また、数多くのプログラムが受け放題、といったサービスが続々と誕生しています。幅広いプログラムが用意されていることは悪いことではありませんが、それに胡座をかいて、受講するプログラムを社員任せにした結果、受講が進まないといった課題をよく耳にします。会社が社員に受講してほしいプログラムを明確化し、必須の受講プログラムを決めるなど一定のガイドをしないと、期待する育成効果が得られないことがありますので注意しましょう。
2.4 eラーニングサービス選定のポイント
<プログラムの品質を確認する> 多くのeラーニングサービスは、提供されているプログラムのラインナップの豊富さを売りにしています。ただし、いくらラインナップが豊富だったとしても、イメージしていた内容と違ったり、自社の社員のレベル感とマッチしていなければ意味がありません。
無料トライアルが用意されているサービスも多くありますので、積極的に活用し、品質を確認した上で、導入するサービスを決定することをおすすめします。 <利用できる機能を確認する> eラーニングサービスでは、プログラムが提供されているだけではなく、独自のeラーニングを簡単に作れる機能やLMS機能などの様々な特徴的な機能が提供されています。 LMS機能とは、eラーニングだけでなく、集合研修を含めた受講管理、出欠管理、事前事後課題の提出管理など、企業の人材育成のプラットフォームとしての機能を指します。
プログラムの品質をしっかりと確認した上で、このような付加機能も踏まえ、導入するサービスを判断するとよいでしょう。
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まとめ
以上、オンライン人材育成の代表的な手法である「オンライン集合研修」と「eラーニング」の特徴と育成効果を高めるためのポイントについて解説してきました。
対面での集合研修・オンライン集合研修・eラーニングには、それぞれ特徴や適した研修テーマがあり、3つを組み合わせた「ハイブリッド型の人材育成体系」を検討する必要があります。
今回の記事を参考に、自社にとって最適な組み合わせやバランスを他のメンバーとじっくり議論してみてはいかがでしょうか。
PR会社にて大手~ベンチャー企業のPR支援を経験。テレビ、新聞、雑誌、ウェブなど様々な媒体の方と関わる。出産を機に、ライフワークバランスが実現する充実した働き方を模索し、2021年7月に株式会社パルケに参画。現在は広報として従事。
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