議事録作成やインタビューの書き起こし、講演録の記録など、ビジネスのさまざまな場面で「音声を文字にする作業」は欠かせません。しかし、手動での文字起こしは時間がかかり、集中力も消耗する大変な作業です。そんな中、最近はAIを活用した文字起こしサービスが注目されています。本記事では、機能、料金、精度、使いやすさの観点からそれぞれの特徴をご紹介します。
💡 この記事でわかること
- 1. 文字起こしサービスとは
- 2. 文字起こしツールを選ぶポイント
- 3.【おすすめ6選】文字起こしサービスの比較
- 3.1 Notta(ノッタ)
- 3.2 AI GIJIROKU(AI議事録)
- 3.3 Texter(テクスター)
- 3.4 VOICE-Pen(ボイスペン)
- 3.5 AmiVoice ScribeAssist(アミボイス)
- 3.6 Trint(トリント)
- 4. 導入前に検討すべきポイント
- 4.1 自社の業務に合った認識精度があるか?
- 4.2 セキュリティ対策は十分か?
- 4.3 テキスト編集や共有機能もあるか?
- 4.4 リアルタイム vs バッチ型
- まとめ
- 参考|無料でシンプルな給与前払いサービス「パルケタイム」
1. 文字起こしサービスとは
文字起こしサービスとは、音声データをテキスト化するためのツールです。近年はAI技術の進化により、自動文字起こしの精度が飛躍的に向上。リアルタイム文字起こしや、話者分離・要約機能なども登場し、従来の人力作業を大幅に効率化できるようになりました。
2. 文字起こしツールを選ぶポイント
導入時に注目したいのは、以下のポイントです。
- 対応言語と認識精度(日本語に特化しているか、雑音環境でも正確か)
- リアルタイムor録音アップロード型か
- 料金体系(月額制/従量課金/無料枠の有無)
- 対応ファイル形式(MP3、MP4、Zoom録画など)
- 話者分離、要約、自動翻訳などの+α機能
3.【おすすめ6選】文字起こしサービスの比較
以下は、ビジネス現場で使いやすい人気ツールを厳選したリストです。用途に合ったサービスを選びましょう。
サービス名 | 日本語精度 | 無料枠 | リアルタイム起こし | 話者識別 | 月額料金(目安) |
Notta | 高い | ○(120分) | ○ | ○ | 1,200円~ |
AI GIJIROKU | 非常に高い | × | ○ | ◎ | 9,800円~ |
Texter | 高い | × | ×(録音型) | △ | 従量課金(300円/10分) |
VOICE-Pen | 中程度 | ○ | ○ | × | 1,500円~ |
AmiVoice | 非常に高い | × | ○(専門領域向け) | ◎ | 要見積もり |
Trint | 中程度 | × | ○ | △ | 約7,000円~ |
3.1 Notta(ノッタ)
- 特徴:日本語・英語をはじめ多言語対応。リアルタイム文字起こし、録音ファイルのインポート、要約機能も搭載。
- 料金:無料プランあり(120分/月)、有料プランは月額1,200円~
- 注目ポイント:Zoom・Google Meet連携や、話者識別・クラウド同期も可能
- 公式サイト
3.2 AI GIJIROKU(AI議事録)
- 特徴:企業利用に特化した議事録AI。高精度な話者分離、リアルタイム書き起こしに強み。
- 料金:月額9,800円~(チーム利用可能)
- 注目ポイント:業種別テンプレート、個人/法人向けにカスタマイズ可能
- 公式サイト
3.3 Texter(テクスター)
- 特徴:国産エンジンを活用した高精度な音声認識。インタビューや会議向けに最適。
- 料金:録音10分あたり300円/定額プランもあり
- 注目ポイント:校正付きプランもあり、仕上がりの品質を重視する人向け
- 公式サイト
3.4 VOICE-Pen(ボイスペン)
- 特徴:音声メモを自動で文字に変換。ICレコーダーと連携しやすいUI。
- 料金:無料プランあり/月額1,500円~
- 注目ポイント:iOS・Androidアプリ完備、現場系業務にも対応
- 公式サイト
3.5 AmiVoice ScribeAssist(アミボイス)
- 特徴:音声認識の老舗「アドバンスト・メディア」が提供。日本語の認識精度が非常に高い。
- 料金:都度見積もり(大企業向け/カスタム可)
- 注目ポイント:法務・医療・金融向け専門辞書を搭載
- 公式サイト
3.6 Trint(トリント)
- 特徴:海外発のSaaS型文字起こしサービス。英語中心だが日本語対応もあり。
- 料金:月額48ドル~/英語メイン利用におすすめ
- 注目ポイント:自動翻訳、編集・共有機能が充実/動画ファイル対応
- 公式サイト
4. 導入前に検討すべきポイント
文字起こしツールを導入する際には、次のようなポイントも事前にチェックしておくことをおすすめします。
4.1 自社の業務に合った認識精度があるか?
医療・法律・ITなど、専門用語が多い場合は「辞書機能」や「業種特化エンジン」の有無が重要です。
4.2 セキュリティ対策は十分か?
会議や取引先とのやりとりなど、機密性の高いデータを扱う場合は「国内サーバーの利用」や「SSL通信対応」などの確認が必要です。
4.3 テキスト編集や共有機能もあるか?
テキスト化されたデータを誰がどう扱うのか、編集・要約・チーム共有のしやすさも業務効率に直結します。
4.4 リアルタイム vs バッチ型
会議中の記録が必要ならリアルタイム型、取材や録音後の処理でよければバッチ型が便利です。
まとめ
文字起こしサービスは、単なる作業効率化にとどまらず、「聞く」「書く」「共有する」仕事全体の流れを変える可能性を持っています。特にリモートワークやオンライン会議が日常化した今、正確で手軽な記録手段として一つは導入しておきたいところです。 どのツールにも得意な用途や特徴がありますので、無料プランやトライアルを活用して、自社に最も合ったサービスを見つけてみてください。
参考|無料でシンプルな給与前払いサービス「パルケタイム」
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