売上向上を目指す企業にとって、セールスイネーブルメントツールは欠かせない存在です。しかし、数多くのツールが市場に溢れているため、選択が難しいと感じている方も多いことでしょう。 そこで今回は、セールスイネーブルメントツールのおすすめ6選をご紹介します。
- セールスイネーブルメントツールに興味はあるけれど、どうゆうものがあるのかわからない
- セールスイネーブルメントツールの導入について、メリットや注意点を知りたい
- セールスイネーブルメントツールのおすすめを知りたい
といった方は、ぜひ最後までお読みください。
💡 この記事でわかること
- 1. セールスイネーブルメントとは
- 2. セールスイネーブルメントツールを導入するメリット
- 2.1 営業チームの生産性アップ
- 2.2 営業活動の品質の向上
- 2.3 活動成果の可視化
- 3. セールスイネーブルメントツールを選定するときの注意点
- 3.1 課題を明確にする
- 3.2 チーム全員の協力を得る
- 3.3 セキュリティ対策が万全か確認する
- 3.4 自社の業務システムとの相性
- 3.5 費用面での考慮
- 4. セールスイネーブルメントツール6選
- 4.1 AIが営業に必要なコンテンツを提供「HIGHSPOT(ハイスポット)」
- 4.2 自動で商談獲得が期待できる「Sales Doc(セールスドッグ)」
- 4.3モバイル端末向けの管理コンテンツ「 Handbook(ハンドブック)」
- 4.4 動画営業で効率的にナーチャリングができる「SENLEN(センレン)」
- 4.5 チーム全員が売れる組織になれる「UKABU(ウカブ)」
- 4.6 短い期間で効率的に顧客を獲得したいなら「nocoセールス(ノコセールス)」
- まとめ
1. セールスイネーブルメントとは
はじめにセールスイネーブルメントについて解説していきます。 セールスイネーブルメントとは、営業チームの業務全般を支援し、改善・育成していく取り組みです。具体的には、営業トレーニンングや営業戦略の改善、適切なシステムの使用、顧客との関係構築などさまざまな場面でツールを活用し、営業活動全般の円滑化を実現します。 つまり、セールスイネーブルメントは営業チームの業務の効率化や生産性の向上を図り、会社にとって売上を拡大するために欠かせない要素と考えられています。
2. セールスイネーブルメントツールを導入するメリット
次に、セールスイネーブルメントツールを導入するメリットについて解説します。
- 営業チームの生産性アップ
- 営業活動の品質の向上
- 売上成果の可視化
2.1 営業チームの生産性アップ
営業活動は個々で行動することが多いため、どうしても「属人化」しやすく、営業組織として生産性を上げることが困難になってしまいがちです。 セールスイネーブルメントツールを導入すると、営業で必要な情報やリソースを簡単に入手できるようになります。「できるセールス」が活用する情報やノウハウの共有を仕組み化することでチーム全体の生産性のアップにつながります。
2.2 営業活動の品質の向上
インサイドセールスの導入など、営業活動の分業化が進む中で、活動の品質を高めていくためには、「顧客情報の一元管理」や「タスクの自動化」が不可欠です。 セールスイネーブルメントツールで顧客情報や営業プロセスのデータを一元化をしましょう。 営業戦略を見直しや改善策のヒントを得ることができるため、営業活動の品質を格段に向上させることができるようになります。
2.3 活動成果の可視化
活動成果の可視化もセールスイネーブルメントツールを導入するメリットのひとつです。 セールスイネーブルメントツールを活用すると、「できるセールス」がどのように営業活動をしているのか、成果はどうなっているのかが明確になるなど、営業成績や進捗状況などをリアルタイムで確認することができます。 このように、可視化された情報を営業マネージャーやリーダーなどが活かしていくことで、営業活動の改善やチームパフォーマンスの向上に取り組めるようになります。
3. セールスイネーブルメントツールを選定するときの注意点
続いて、セールスイネーブルメントツールを選ぶときに気を付けるべきポイントについて解説します。 セールスイネーブルメントツールを選定するときの注意点は次の通りです。
- 課題を明確にする
- チーム全員の協力を得る
- セキュリティ対策が万全か確認する
- 自社の業務システムとの相性
- 費用面での考慮
3.1 課題を明確にする
セールスイネーブルメントツールを選定する際には、課題を明確にしておきましょう。 営業活動を円滑にするものや顧客情報を管理するものなどのさまざまなツールが存在するため、課題の解消につながらないツールを選んでしまっては業務改善につながりません。 そのため、解決したい課題を社内でしっかりと洗い出し、理解したうえで、選定するようにしましょう。課題が明確にできない場合には、導入前のカウンセリングを実施している企業もあるので、そちらで検討してみるのもおすすめです。
3.2 チーム全員の協力を得る
チーム全員の協力が得られるようなツールを導入しましょう。 セールスイネーブルメントツールは、チーム全員が使用できて、情報などを共有できなければ意味がありません。セールスイネーブルメントツールの活用方法についての研修やトレーニングを積極的におこなう必要があります。また、誰にでも操作できるような簡単な仕組みのツールを活用するのも有効です。営業チームの全員が活用できる、最適なツールを選びましょう。
3.3 セキュリティ対策が万全か確認する
セールスイネーブルメントツールを選定する前に、セキュリティ面で安心できるのかをチェックしましょう。会社や顧客の情報が漏れてしまうと取り返しがつかなくなってしまいます。 ツールを提供する企業には、セキュリティ情報をホームページに記載してあるケースが多いため、事前に確認することもできます。 ツールを選定する際には、セキュリティ対策が万全かどうかを必ず確認しましょう。
3.4 自社の業務システムとの相性
自社の業務システムとの相性は、セールスイネーブルメントツールを選ぶ際に重要なポイントになります。業務システムとの相性が悪ければ、せっかくツールを導入しても活用できなくなってしまうこともあります。まずは、導入実績が同業種であるのかどうかを確認しましょう。同業種で導入実績が多ければ、相性も良い可能性が高いと言えます。
3.5 費用面での考慮
予算と見合ったツールかどうかを事前に確認しましょう。 セールスイネーブルメントツールは、提供する企業によって価格が大きく変わってきます。高い料金を支払えば、自社の問題の全てを解決してくれるわけではありません。まずは、必要としている機能と提供しているサービスがあっているのかをチェックしましょう。そのうえで、費用面と合わせて妥当かどうかを判断することをおすすめします。 セールスイネーブルメントツールには、無料で使用できるものや使用人数に合わせて料金が変わるものも存在するので、思っていたよりも高くなってしまった、ということが無いように事前に確認しておきましょう。
4. セールスイネーブルメントツール6選
ここからはおすすめのセールスイネーブルメントツールを6つ紹介します。
- HIGHSPOT
- Sales Doc
- Handbook
- SENLEN
- UKABU
- nocoセールス
それぞれのツールの特徴についてお伝えしますので、セールスイネーブルメントツールを選定する際に参考にしてみてください。
4.1 AIが営業に必要なコンテンツを提供「HIGHSPOT(ハイスポット)」
- AIによる解析
- 外部システムとの連携が可能
- 解析能力に優れている
HIGHSPOTは、AIによる解析と外部システムとの連携が特徴的なセールスイネーブルメントツールです。Twitter・Hootsuiteなど海外大手企業での導入も豊富です。 TwitterやGmail、Outlookなどと連携し、SNSを通じて顧客との関係を構築することができます。また、AIは業界唯一の特許を取得し、コンテンツの使用状況やコンテンツがどのように売上につながっているのかを明確にしてくれます。
4.2 自動で商談獲得が期待できる「Sales Doc(セールスドッグ)」
- 資料の閲覧データの把握が可能
- 自動で商談管理ができる
- 機能が豊富
Sales Docは2019年8月にリリースされてから、nissen,BtoB・TARGET MEDIAなど500社以上の導入実績があります。 特徴は、顧客に送った資料や動画が見られているのか、どこの部分を集中的に見ているのかを把握できるため、「まだ資料を見れていない」「資料が送りっぱなしになってしまっている」などを、未然に防ぐことができます。さらに、自動で商談管理ができる「自動アポ打診ポップアップ機能」「日程調整ツール連携機能」を活用して、営業活動の品質を向上することができます。
4.3モバイル端末向けの管理コンテンツ「 Handbook(ハンドブック)」
- どこにいても資料が閲覧できる
- 安心のセキュリティ対策
- 導入実績が1600社以上と豊富
Handbookは、モバイルで利用できるセールスイネーブルメントツールです。東海東京証券・MICHELINなど1600社以上の企業で活用されています。 クラウド上で業務管理ができるため、会議や営業資料の作成効率をアップできるだけでなく、どこにいても資料を閲覧できます。会議では資料を作成した後に、印刷してまとめるなどの手間がかかりますが、資料を作成するだけで会議準備が完了するので、ペーパーレス化に取り組みたい場合や作業効率をアップしたい企業におすすめのツールです。
4.4 動画営業で効率的にナーチャリングができる「SENLEN(センレン)」
- 営業活動を自動化
- 営業活動が24時間365日できる
- 動画を活用して営業活動を均一化
SENLENは、営業に必要な機能がそろっており、営業活動を自動化できるのが特徴です。 オンライン営業に必要な機能がそろっているとともに、営業プロセスを一元管理できます。そのため、これまでのようにセールス担当に依存することなく、営業活動の「属人化」を防ぐことができます。また、営業活動が24時間365日可能になるため、休んでいる間にも売上をアップを見込めるでしょう。
4.5 チーム全員が売れる組織になれる「UKABU(ウカブ)」
- AIが商談準備を支援
- 教わらなくても営業準備が可能
- 営業準備の時間短縮
UKABUは、AIによる商談準備支援や顧客カルテを自動作成してくれるなどの特徴があります。 営業活動で、手間のかかる顧客情報の獲得やスクリプトの作成を自動でしてくれるので、営業準備を効率にできます。また、新人で営業準備の仕方がわからなくても、営業準備のアドバイスをしてくれるので安心して業務ができます。そのため、営業のノウハウをつけたい企業などには、おすすめのツールです。
4.6 短い期間で効率的に顧客を獲得したいなら「nocoセールス(ノコセールス)」
- 短期間で効率的に顧客収益ができる
- 初回連絡の応対率93%以上
- 資料トラッキング機能で顧客情報を把握
nocoセールスは、マイナビ・DeNA・Benesseなどに導入実績があります。 営業資料や製品カタログ、会社案内などのPDFファイルをアップロードするだけで、簡単にオンライン化でき、ペーパーレス化によるスムーズな営業活動が実現します。 また、顧客が資料をどのタイミングで何回閲覧しているのかをトラッキングできるため、顧客アプローチの優先順位が把握できます。さらに、顧客へのメールやアポイントなども自動化でき、効率的な営業活動をおこなえます。
まとめ
今回はセールスイネーブルメントツールのおすすめ6選をご紹介してきました。 セールスイネーブルメントツールを導入するには、解決したい課題を明確にし、費用面や業務システムとの相性などを考慮したうえで、選定していく必要があります。 この記事を参考に、セールスイネーブルメントツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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