代表的なビジネスチャットであるChatworkですが、2022年10月6日から無料プランの内容変更がおこなわれることが発表されました。 これまで「累計7個」に制限されていたグループチャット参加数が無制限になる一方で、閲覧できるメッセージの履歴が「直近40日以内に投稿された最新5000件のメッセージ」になるとのことです。 仕事やプライベートでChatworkのフリープランを利用している人のなかには、「40日よりも前の履歴が消えてしまうのは困る」「でも費用はかけずに、ビジネスチャットを利用したい」という方も多いのではないでしょうか。 そこで今回の記事では、今回の変更でお困りの方に向けて、乗り換え先の候補となる無料で便利に使えるビジネスチャットをご紹介します。それぞれ特徴や注意点をご紹介しますので、ご自身の使い方に合ったツールを探してみてください。
💡 この記事でわかること
- Chatwork(チャットワーク)無料プランの変更内容
- その他変更点
- 無料で便利に使えるビジネスチャット
- 比較表(無料プラン)
- パルケトーク
- LINE WORKS(ラインワークス)
- Slack(スラック)
- Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
- 参考|とにかく簡単につながる無料グループチャット「パルケトーク」
- 参考|無料でずっと話せるミーティングアプリ「パルケミート」
- まとめ
Chatwork(チャットワーク)無料プランの変更内容
2022年10月6日より、これまで「累計7個」に制限されていたグループチャット参加数が無制限になる一方で、閲覧できるメッセージの履歴が「直近40日以内に投稿された最新5000件のメッセージ」になります。あわせて、その他の変更点についても発表されています。
・変更前 累計7個のグループチャット参加が可能(ユーザーごとに適用) ・変更後 直近40日以内に投稿された最新5,000件のメッセージが閲覧可能(組織ごとに適用) ※組織に所属するユーザーが一人以上閲覧可能なメッセージがカウント対象です。(他組織とのやりとりやマイチャット含む) ※同一組織内において、閲覧可能なメッセージがユーザーごとに異なることはありません。 ※ファイル・タスクは今まで通り全て閲覧可能です。 ※過去のデータは保存されていますので、有料プランにアップグレードいただくと全て閲覧可能となります。 ー 引用元:Chatworkホームページ
その他変更点
・有料プラン向けに提供しているチーム機能がフリープランで利用可能になります。 ・検索結果が100件から200件まで表示可能になります。 ※表示は閲覧可能なメッセージ内に限ります。 ※Webの検索オプションは利用いただけなくなります。 上記に記載がない部分につきまして、現在提供中のフリープランと同じサービス内容となります。 ー 引用元:Chatworkホームページ
無料で便利に使えるビジネスチャット
それでは、今回の変更でお困りの方に向けて、乗り換え先の候補となる無料で便利に使えるビジネスチャットについて、それぞれの特徴や注意点をご紹介します。
比較表(無料プラン)
Chatwork | パルケトーク | LINE WORKS | Slack | Microsoft Teams | |
過去メッセージの閲覧 | 直近40日以内 | 無制限 | 無制限 | 直近90日まで | 無制限 |
人数制限 | 1組織あたり100名まで | 無制限 | 1組織あたり100名まで | 無制限 | 1組織あたり2万5000名まで |
スマホ・タブレット対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
パルケトーク
1つ目は、パルケトークです。パルケトークは「仕事やコミュニティでつながる無料チャットアプリ」をコンセプトにしたグループチャットアプリです。 完全無料のツールのため、会社を超えたプロジェクトや社内コミュニケーションに加えて、NPO・PTA・マンション管理組合など地域のコミュニティ活動、ゼミやサークル活動など、さまざまなシーンで気軽に利用することができます。 また、作成できるグループトーク数や、閲覧できる過去履歴に制限がないため、Chatworkのプラン改定でお悩みの方にピッタリのツールと言えます。
- ファミリーメンバーの友だちリストの確認
- ファミリーメンバーが参加しているトーク一覧の確認(トーク内容は確認できません)
- ファミリーメンバーのアカウントの停止・再開
- ファミリーメンバーのファミリー設定の解除
LINE WORKS(ラインワークス)
2つ目は、LINE WORKSです。LINEと同じ使い心地のため、使い方の研修をおこなう必要がなく、気軽に取り入れられるのが特徴のビジネスチャットツールです。「カレンダー機能」でメンバーの予定を把握したり、「掲示板機能」で社内通知をおこなったりなど、業務の効率化が図れる機能が漏れなく備わっています。スマートフォンを使って業務をおこなうのがメインの職場では、とくに使いやすいツールです。 一方で、無料プランでは、「社外とのやりとりは20人まで」という制約があるため、Chatworkのプラン改定でお悩みの方の中で、多くの社外の方とチャットでコミュニケーションを取りたい方には適さないかもしれません。
- 「LINE」のビジネス版で、LINEユーザーとも繋がれる
- 「カレンダー」「掲示板」「タスク」「アンケート」など、業務効率化のための機能が一つのアプリで完結する
- セキュリティ管理のため、24時間365日体制でモニタリングされている
- 無料プランだと「社外とのやりとりは20人まで」「音声/ビデオ音声通話は4名60分まで」
- 有料プランに切り替えても、相手が無料プランだと友達数の制限(20人まで)でチャットできないことがある
- 管理者の承認がないと社外ユーザーとやりとりできない
- 既読機能には圧を感じる人も少なくない
Slack(スラック)
3つ目は、Slackです。全世界で1000万人を超えるユーザー数を誇るビジネスチャットツールで、企業規模の大小を問わず、年々導入企業が増加しています。GoogleドライブやZoom、ドロップボックスをはじめ、2400種類以上のアプリと連携できるため、アプリを切り替えることなくSlackだけであらゆる業務を完結できます。
一方で、無料プランでは、過去メッセージが「直近90日まで」という制約があるため、Chatworkのプラン改定でお悩みの方にとって、結局悩むポイントが変わらないかもしれませんのでご注意ください。
- チャット・通話・ファイル・アプリ連携など、業務に必要なコミュニケーション手段や情報が集約されている
- 社外の関係者を安全に招待できる
- 用途に応じて自由にチャンネル(チームメンバーのスペース)を作成できる
- 無料プランでは、2022年9月1日より、これまで「直近1万件まで」だった過去メッセージの閲覧が「直近90日まで」に変更。将来的には有料プランへの切り替えが避けられなくなる可能性がある
- スレッド内のメッセージのやりとりに気づかないことがある
- ワークスペース外のユーザーとはビデオ通話ができない
- ワークスペースへのゲスト招待の手続きが面倒
- 使いこなすにはITリテラシーが必要
Microsoft Teams(マイクロソフトチームズ)
4つ目は、Microsoft Teamsです。チャット・Web会議・通話・共同作業など、あらゆるコミュニケーションがおこなえるオールインワンツールです。特に高セキュリティ・多機能を求める企業で導入が進んでいます。 一方で、操作方法が分かりづらいといったクチコミも目立つため、デジタルツールを使い慣れていない人とのコミュニケーションには注意が必要と言えます。
- 「Microsoft365」のユーザーであれば、追加料金なしで利用できる
- 「Word」「Excel」「PowerPoint」などのOfficeアプリと連携すると、リアルタイムで共同編集が可能
- 有料プランであれば24 時間年中無休の電話・Web サポートが受けられる
- 無料プランでは、「ウェブ会議は60分まで」という制約があるため、将来的には有料プランへの切り替えが避けられなくなる可能性がある
- チーム内の投稿とチャットの違いが分かりづらい
- 操作方法が分かりづらいとのクチコミが目立つ
参考|とにかく簡単につながる無料グループチャット「パルケトーク」
仕事でも、地域のコミュニティ活動でも、ゼミやサークル活動でも大活躍です。
- 完全無料のグループチャット
- グループトークも無制限&履歴の閲覧期限なし
- 招待リンクやQRコードで簡単につながる
- 便利な「タスク機能」を使って効率的なコラボレーション
- ChatGPT APIを活用した「チャットAI機能(β版)」でコミュニケーションを活性化
参考|無料でずっと話せるミーティングアプリ「パルケミート」
パルケミートはログイン不要ですぐに始められるシンプルなウェブ会議ツールです。 ぜひ一度体験してみてください。
- 無料で時間制限がないウェブ会議
- アカウントもアプリダウンロードも不要
- 会話の「文字起こし」を会議後に振り返り
- ChatGPT APIを活用した「チャットAI機能(β版)」で議論を活性化
まとめ
今回は、Chatworkの無料プランで過去メッセージの閲覧が「直近40日まで」に変更されるようになったことで、お困りの方に向けて無料でも便利に使えるビジネスチャットをご紹介しました。
それぞれ特徴や注意点を踏まえて、ご自身の使い方に合ったツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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