スキマ時間に簡単に働ける「タイミー」や「シェアフル」などのスキマバイトが注目されています。手軽に副収入を得られる点から、学生やフリーターだけでなく、会社員の副業としても人気を集めています。 しかし、多くの人が気にするのが「副業が会社にバレるのでは?」という点。実際、副業を禁止している就業規則を持つ企業もまだ多く、うっかりバレて懲戒処分を受けたり、周囲との信頼関係を損ねたりするリスクもあります。
- スキマバイト(タイミー等)の副業が会社にバレる仕組みとは?
- バレた場合に起こり得るリスクやトラブルを知りたい
- バレないためにできる具体的な対策はあるの?
本記事では、副業がなぜ会社にバレるのか、その仕組みを明らかにしつつ、リスクと具体的な対策を詳しく解説します。
💡 この記事でわかること
- 1. 副業はなぜ「会社にバレる」のか?
- 1.1 住民税の通知が最大の要因
- 1.2 確定申告の有無
- 1.3 SNSや日常会話の油断
- 2. 副業がバレたときに考えられるリスク
- 2.1 就業規則違反と懲戒の可能性
- 2.2 信頼関係の低下
- 2.3 税務トラブルと金銭的負担
- 3. バレにくくする、リスクを減らすための具体策
- 3.1 住民税を普通徴収に切り替える
- 3.2 所得を20万円以下に抑える
- 3.3 業務委託型の仕事を選ぶ
- 3.4 SNS・発言への配慮
- 3.5 会社に正直に伝える or 副業容認の職場へ
- まとめ
- 参考|無料でシンプルな給与前払いサービス「パルケタイム」
1. 副業はなぜ「会社にバレる」のか?
1.1 住民税の通知が最大の要因
副業が会社に知られてしまう典型例は、住民税の通知経由です。 会社員の場合、本業の給与から住民税を「特別徴収」として天引きされます。ところが副業をして所得が増えると、住民税の課税額が合算されて一気に上昇します。その増額分も会社に送られるため、経理や総務担当者に「なぜ金額が大きい?」と疑問を持たれる可能性が高いのです。
一部自治体では副業分だけを「普通徴収(自分で納付)」に切り替えられますが、必ずしもすべての自治体が認めているわけではありません。「普通徴収にしたのに通知されてしまった」という事例もあるため、事前確認が欠かせません。
1.2 確定申告の有無
副業収入が年間20万円を超えると、基本的に確定申告が必要になります。 例えば、タイミーで年間30万円の報酬を得ていた場合、その分は雑所得や給与所得として申告が必要です。確定申告を怠ると税務署から本人に問い合わせや通知が届くことがあります。会社に直接連絡が入ることはありませんが、住民税の課税額などを通じて最終的に会社に伝わってしまう可能性が残ります。
「20万円以下なら絶対バレない」と思われがちですが、住民税の申告は必要です。税務上のルールを軽く見て放置すると、逆にリスクが大きくなります。
1.3 SNSや日常会話の油断
実は意外に多いのがこのパターン。「ちょっと副業でカフェの手伝いしてるんだよね」と同僚に漏らしたり、SNSで働いている様子を写真投稿したりするとそこから噂が広がります。 最近は人事部が社員のSNSアカウントをチェックする会社も増えているため、何気ない投稿から副業が発覚するケースも珍しくないようです。
2. 副業がバレたときに考えられるリスク
2.1 就業規則違反と懲戒の可能性
日本の労働契約においては「副業禁止条項」が残っている企業もあります。 もし就業規則に明確に禁止が書かれていれば、発覚した時点で懲戒処分(減給・降格・最悪解雇)の対象になることも。 また、同業他社での勤務は「競業避止義務違反」に該当しやすく、厳格に取り締まられる傾向があります。
2.2 信頼関係の低下
法的処分までいかなくても、副業が露見したことで「本業をおろそかにしているのでは?」という印象を持たれることがあります。特に残業や休日出勤が多い会社では、「体力的に大丈夫?」と心配や不信感につながりやすいのです。昇進・評価に影響するリスクも否めません。
2.3 税務トラブルと金銭的負担
副業分の所得を申告していなかった場合、追徴課税や延滞金が発生します。金銭的な負担が生じるだけでなく、その後の住民税額の変化から会社にも副収入が伝わる可能性が高まります。
3. バレにくくする、リスクを減らすための具体策
3.1 住民税を普通徴収に切り替える
確定申告時に「自分で納付」を選択すれば、副業分の住民税を自分で納められるケースがあります。ただし自治体によっては「副業の給与所得は必ず特別徴収」として受け付けない場合もあるため、完全な防止策にはなりません。
3.2 所得を20万円以下に抑える
年間20万円以下であれば所得税の確定申告が不要。ただし繰り返しになりますが、住民税の申告は必要です。副業の中でも「単発・スポット業務」であれば、無理のない範囲で抑えるのも一つの方法です。
3.3 業務委託型の仕事を選ぶ
タイミーなどのサービスでも案件によっては「業務委託契約」として取り扱われる場合があります。給与所得ではなく雑所得・事業所得扱いとなるため、源泉徴収票が本業に届くことはありません。ただし、最終的に住民税算定で合算されるため、完全にバレない保証はありません。
3.4 SNS・発言への配慮
写真やコメントが気軽に拡散する時代だからこそ、「バイト中の様子をストーリーに投稿」といった行動が命取りになる可能性があります。「副業は秘密にしている」という意識を持つことが大切です。
3.5 会社に正直に伝える or 副業容認の職場へ
近年は大手企業を中心に副業を解禁する動きが進んでおり、「副業可」の求人も確実に増えています。どうしても隠すことに不安がある場合は、正面から会社へ申請し承諾を得るか、副業容認の職場への転職を視野に入れるのも選択肢です。
まとめ
副業が会社にバレる最大の要因は、住民税の仕組みにあります。普通徴収の活用や所得調整でリスクを抑えられるものの、自治体ルールや税務上の義務から「絶対に隠し通す」ことはできません。 結局のところ、もっとも安心できるのは正々堂々と副業できる環境で働くことです。もし「バレるかも」とビクビクしながら働くなら、会社と話し合うか、副業に前向きな環境を探すのも立派な選択肢のひとつです。 副業を検討するときは、必ず就業規則に目を通し、ルールを把握してから始めるようにしましょう。
参考|無料でシンプルな給与前払いサービス「パルケタイム」
パルケタイムは給与前払いの福利厚生サービスです。
- 働いた分の給与を好きなタイミングで受け取ることができます
- 企業負担ゼロで最短即日導入できます
- 「日払い」「前払い」をキーワードに訴求し採用力が向上します
おすすめ記事
©️ Parque.Inc