Webマーケティングにおいてより高い効果を得るためにはCRO(Conversion Rate Optimization/コンバージョン率最適化)が必要不可欠です。そこで活躍するのがABテストツールです。ABテストツールを適切に活用することができれば、より効率的にコンバージョンを獲得できます。 この記事ではそんなABテストツールについて活用の仕方とともにおすすめツールを9つ紹介します。
💡 この記事でわかること
- ABテストツールとは
- ABテストツールを活用する場面
- 1. Webサイト
- 2. Web広告
- 3. アプリ
- おすすめABテストツール9選
- 1. KARTE Blocks(カルテブロックス)
- 2. Optimizely(オプティマイズリー)
- 3. DLPO(ディーエルピーオー)
- 4. Ptengine(ピーティーエンジン)
- 5. SiTest(サイテスト)
- 6. Adobe Target(アドビターゲット)
- 7. KAIZEN PLATFORM(カイゼンプラットフォーム)
- 8. Gyro-n EFO(ジャイロンEFO)
- 9. VWO(ヴィーダブリューオー)
- まとめ
ABテストツールとは
ABテストツールとは、デザインやコンテンツの異なるAパターン、BパターンのWebページについてどちらの方がより高い効果が得られるかを比較するツールのことです。 既存コンテンツの改善要素を分析し、ユーザー行動の改善を進めるためのヒントを得ることで、CTRやCVRの向上につなげていきます。
ABテストツールを活用する場面
以下では、ABテストをどのような場面で実施できるのか紹介していきます。
1. Webサイト
Webサイトは活用できる範囲も広く、最もABテストを実施しやすいと言えます。 ただし、対象範囲を絞って目的を明確にしないと、適切な効果が得られないといったこともありますので注意しましょう。はじめてABテストツールを活用するといった方は、コンテンツの顔でもあるトップページのメインから取り組んでいくことがおすすめです。
2. Web広告
Web広告は限られたスペースで簡潔に魅力や特徴を伝えることが求められるので広告の中でも特にABテスト向きと言えます。 同じキーワードを用いていても画像やデザインで印象が大きく変わりますので、丁寧な仮説と検証が必要になります。同時にLP(ランディングページ)もユーザーに大きな印象を与えますので実施しておくとよいでしょう。
3. アプリ
ABテストはアプリの運営においても有効です。 主な目的は2つあり、1つはユーザーインターフェースや使用感についてのテスト、もう1つはアプリストアや広告に関するテストです。アプリそのものに関するテストについては大幅な変更をしてしまうとユーザーの混乱を招いてしまいかねませんので慎重におこなう必要があることに注意しましょう。
おすすめABテストツール9選
1. KARTE Blocks(カルテブロックス)
プレイドが提供するリーン・サイト運営プラットフォーム「KARTE Blocks(カルテブロックス)」は、ノーコードで直感的に編集できる使いやすさと豊富な機能が魅力です。パフォーマンスの良し悪しを配信パターン毎・ブロック毎に簡単に集計・⽐較・評価することができ、⽇々の運⽤の延⻑で、効果を確認しながら、パフォーマンスの悪いブロックは、すぐに改善に向けて検証することができます。
- ノーコードで直感的に編集できる
- すぐに・自在に配信できる
- 効果測定と定性調査が簡単に、的確にできる
2. Optimizely(オプティマイズリー)
Optimizelyは、世界シェアNo.1のABテストツールです。「EVENTS(クリック、ページビュー)」「ユーザーの行動(フォーム送信、購入)」「TAGS(Webページ上の情報)」に基づいてユーザーの体験を分析します。「読み込み速度の最小化」といった機能も魅力的で読み込み速度の遅さによるユーザーの離脱率も軽減してくれます。
- 読み込み速度の最小化機能
- パソコン・スマートフォン・タブレット・レスポンシブに対応している
- 独自の統計エンジンを用いた迅速な検証結果を提供
3. DLPO(ディーエルピーオー)
DLPOは、日本国内での実績NO.1のLPOツールです。ABテスト、多変量テスト、パーソナライズといった豊富な機能を用いてコンバージョン率の改善をめざすことができ、ランディングページはもちろん、オウンドサイト、ECサイト等、様々なサイトに対応しています。専門知識が多く「ABテストが難しい」と感じる方でも「ABテスト代行」も展開しています。試してみたいことを大まかに伝えると、それを現実的なテストプランに落とし込み、実行からレビューまでを代行してもらうことが可能です。
- CDPやDMPと連携した施策を実施可能
- ABテスト代行サービスあり
- コンテンツブロック単位でテストが可能
4. Ptengine(ピーティーエンジン)
Ptengineは、利用満足度90%を超えるアクセス解析ツールです。世界中の企業で利用されており、タグの実装から最短5分で利用できる手軽さが魅力のサービスです。まず何をしたらいいかわからないといった方でも、Ptengineは100を超えるさまざまなアイデアを提案してくれ、少ないサンプルでも素早い検証結果が得られるため、どんどんとテストを実施していくことが可能です。
- 直感的にユーザー体験を理解できる
- ページ改修やABテスト、Web接客、パーソナライズなどがその日からできる
- 既存顧客のデータを活用しユーザーに特別感のある提案やサポートができる
5. SiTest(サイテスト)
SiTestは、Webサイトの解析から改善まで一元化したLPO(ランディングページ最適化)ツールです。SiTestの特徴的な機能として「録画再生機能」があり、ユーザーの行動を動画で詳細に確認できます。テキストの変更や要素の入れ替えが管理画面上で可能です。そのため、専門知識を持ったスタッフがいなくてもスピーディーにABテストをおこなえます。またEFO(エントリーフォーム最適化)機能も備わっています。
- 録画再生機能など業界トップクラスの豊富な機能
- アジアでの導入サイト数は70万以上(2022年12月時点)
- シンプルなテスト結果で素早い改善が可能
6. Adobe Target(アドビターゲット)
Adobe Targetは、人工知能を最大限に活用したABテストツールです。様々なバリエーションのテストを直感的に作成することができ、システム操作に不安があるマーケティング担当者でも安心です。ページを訪れる顧客層を分析し、それをもとに更なるコンバージョンを促す提案をしてくれます。例えば新婚旅行客が予約をするサイトで、観光地だけでなく、続けてレストランやスパをおすすめするといった対応です。Adobe Targetでは顧客に応じたおもてなしを実現できます。
- AIにより、訪問者に応じたコンテンツを自動的にターゲティングできる
- 直感的なUIでテスト案を作成、編集できる
- 電子メールやアプリのテストも実行可能
7. KAIZEN PLATFORM(カイゼンプラットフォーム)
KAIZEN PLATFORMは、WebサービスやモバイルのUI改善を行うことができるマーケティングクラウドサービスです。主なサービス内容は企業と外部のWebマーケターやエンジニアを繋ぐといったものですが、その中の一つの機能としてABテストを実施できます。
- 人材ネットワークから、UXに強い専門人材によるチームを組成できる
- 多くの実績から得た豊富な知見をもとに、スピーディかつ高い分析力でサポート
- 「動的ページ」や「機能開発」などの難易度の高い実装が可能
8. Gyro-n EFO(ジャイロンEFO)
Gyro-n EFOは、導入数6000以上の実績のあるEFO(エントリーフォーム最適化)ツールです。既存のフォームの変更なしで、設定タグを貼るだけですぐに利用できます。フォームの入力は、その手間から多くのユーザーの離脱につながるため、フォームの改善をしたいという企業におすすめです。
- エラーの発生数や離脱データに加え、エラー発生するタイミングや条件まで解析が可能
- 専門スタッフによるABテストの提案などさらなる改善フローといった手厚いサポート
- ユーザビリティを追及した管理画面で直感的に操作ができる
9. VWO(ヴィーダブリューオー)
VWO(Visual Website Optimizer)は、インド発の世界6000を超える企業に導入されているグローバルなABテストツールです。JavaScriptのタグをサイトに挿入するのみで、同一URL上でのABテストが実施できるため、都度タグを差し替える必要がなく比較的簡単にテストをおこなえます。海外企業の運営ですが、日本の公式代理店もあるため日本語によるサポートも受けられます。
- デザイン変更したページに自動的に振り分け、どのデザイン・レイアウトでコンバージョン率が1番高くなるか自動計測
- 都度のタグ差し替えは不要
- 多変量テスト対応
まとめ
以上、おすすめABテストツールについてご紹介してきました。ABテストは導入する際がとても重要で慎重にツールを選びたいところです。ぜひ本記事で紹介したツールを参考に、自社に合ったツールをご検討ください。
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