近年、さまざまな企業でタスク管理ツールというものが導入されるようになってきました。タスク管理ツールの導入によって自分のすべき仕事がわかりやすくなった、他人との連携がとりやすくなった、といった利点があるようです。
ところが、タスク管理ツールといっても、さまざまな特徴を持ったツールが数多く存在しています。そのため、どれを導入したらいいのか分からないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はタスク管理ツールとは何なのかや導入するメリット、ツールを選ぶときの注目ポイント、おすすめタスク管理ツール5選についてご紹介します!
💡 この記事でわかること
- タスク管理ツールとは
- おすすめのタスク管理ツール5選
- 1. Notion(ノーション)
- 2. Google Keep(グーグルキープ)
- 3. Trello(トレロ)
- 4. Asana(アサナ)
- 5. Kintone(キントーン)
- より効率的なタスク管理を目指して
- タスク管理ツールを選ぶポイント
- より円滑な仕事ができるか
- 初めて使う人でも簡単に使えるか
- 参考|とにかく簡単につながる無料グループチャット「パルケトーク」
- 参考|無料でずっと話せるミーティングアプリ「パルケミート」
- まとめ
タスク管理ツールとは
タスク管理ツールは、プロジェクトの進行をスムーズにするためのアプリの一つです。個人やチーム内のやることリスト(Todoリスト)、個々のタスクの進行状況の可視化などができます。
タスク管理ツールは、メンバーの進捗を一元的にまとめることで統率を取りやすくして、プロジェクト全体の円滑な進行をうながすために、導入されるケースが多いのも特徴です。近年のリモートワーク等によりお互いのタスクの進行状況を直接確認できる機会が減少したことから、減ってしまった進捗報告や意見の共有の機会のカバーができるとして、注目を集めています。
おすすめのタスク管理ツール5選
タスク管理ツールを導入するメリットや選定ポイントはお分かりいただけたでしょうか。それでは、実際に企業で導入するのにおすすめのタスク管理ツールを5つご紹介します。
- Notion(ノーション)
- Google Keep(グーグルキープ)
- Trello(トレロ)
- Asana(アサナ)
- Kintone(キントーン)
1. Notion(ノーション)
Notionはとにかくシンプルに利用できるタスク管理ツールです。メモアプリとしてご存知の方も多いのではないでしょうか。しかし、実は公式で「All-in-one workspace」と謳っているほど、さまざまな機能を持っており、タスク管理ツールとしても便利に活用できます。 テンプレを利用すればシンプルで直感的に利用できる操作性である一方で、タスクにステータスやラベルを付けたり、チェックボックスを追加したり、タスクの親子関係を作ったりと、用途に合わせてかなり細かく設定を変更できる点もおすすめできる理由です。
- シンプルなテンプレが豊富で手軽に利用できる
- 感覚的に操作でき、自由にページを作成できる
- 他のサービスとの接続やインポートもできる
- 多機能なので、カスタマイズする場合には、学習コストがかかる
Notionはこんな方におすすめ
Notionは豊富な機能とその柔軟性が魅力です。Notion一つで様々な情報を整理することができるのでコストを抑えたいという企業にもおすすめできます。また誰でも簡単にページ作成ができるため、こういったツールをあまり利用したことがない方がでも比較的利用しやすく、多くの企業におすすめできます。
出典|Northand
料金プラン
プラン名 | 料金(1ユーザーあたり) | 参加可能なメンバー数 | プラン内容 |
パーソナル | 無料 | 自分のみ | ページ数とブロック数が無制限
5人のゲストとの共有
デバイス間での同期
API |
パーソナルPro | 年間契約:$4/月
月間契約:$5/月 | 自分のみ | 無制限のファイルアップロード 無制限のゲスト
30日間のバージョン履歴 |
チーム | 年間契約:$8/月
月間契約:$10/月 | 無制限 | 無制限のチームメンバー
同時編集が可能
共有許可
管理者向け機能 |
エンタープライズ | 要お問合せ | 無制限 | 監査ログ
高度なセキュリティ設定
無制限のバージョン履歴
専任のサクセスマネージャー(100名以上のチーム)
カスタム契約 |
参照|notionホームページ
2. Google Keep(グーグルキープ)
Google Keepは、Googleが提供する無料のメモツールとしてお馴染みですが、実は応用することでタスク管理ツールとして利用することも可能です。Googleが提供しているということで、他のツールとの連携性は抜群ですし、何より無料で利用できるという点が非常に大きいのではないでしょうか。パソコンに慣れていないという方にも使いやすいツールです。
- 作成したメモをラベルで管理でき、タスクを整理しやすい
- リマインド機能や共有機能がある
- クライアントごとに背景を変えることなどができ、直感的にも利用できる
- 無料で使える
- オフラインで利用することができない
- 有料版のあるツールと比較してカスタマイズなどの柔軟性がない
Google Keepはこんな方におすすめ
Google Keepはチームでタスクを管理する機能が備わっていません。そのため少数や個人での管理の向いています。ツールとしての機能はあまり豊富とは言えませんが、無料で利用できるため、ビジネスシーンでの利用だけでなく、日常生活で気軽に利用したい方におすすめです。
料金プラン
Google Keepは完全無料で利用できます。
3. Trello(トレロ)
Trelloは、Atlassian社が提供するタスク管理ツールです。壁紙に付箋を貼っていくような感覚でりようでき、さらにSalesforceやSlackなどのツールとの連携性があることから人気のサービスとなっています。 世界中で利用されており、GoogleやVisa、Zoomやcoinbaseといった名だたる組織が利用している点でその汎用性が伺えます。
- 1つのプロジェクトに小リストを設定できるなどプロジェクト管理にも強い
- GmailやSlack、Teamsなどのツールと連携することができる
- 業界ごとのプロの事例に基づいたテンプレを利用できる
- エンジニアや設計、マーケティングなどの部門ごとに最適化された使い方ができる
- 横長の画面のためスマホで操作する機会が多い場合は使いづらい可能性がある
- 設定のミスによって情報が漏洩する可能性がある
- 拡張機能が英語表示となっている
Trelloはこんな方におすすめ
Trelloはタスク共有が簡単なのでチームでのタスク管理をしたいという方におすすめできます。また、世界的に利用されていることから、海外と関わりの多い企業の方におすすめできます。
出典|Trelloホームページ
料金プラン
プラン名 | 料金(1ユーザーあたり) | ボード数 | プラン内容 |
Free | 無料 | 10個 | ワークスペースあたり最大10枚のボード
ワークスペースでのコマンドの実行 250回/月
カスタム背景とスタンプ
無制限のアクティビティログ |
Standard | 年間契約:$5/月
月間契約:$6/月 | 無制限 | ボードを無制限に使用
無制限のストレージ (250MB/ファイル)
ワークスペースでのコマンドの実行 1000回/月 |
Premium | 年間契約:$10/月
月間契約:$12.5/月 | 無制限 | ※Standardプランの内容すべてに加えて追加される機能
カレンダー、ダッシュボード、マップなど
ワークスペースのコマンドの実行が無制限 |
Enterprise | 年間契約:$17.5/月 | 無制限 | ※Premiumプランの内容すベてに加えて追加される機能
無制限に使えるワークスペース
添付ファイルの権限 |
参照|Trelloホームページ
4. Asana(アサナ)
Asanaは全世界で10万以上を超える組織に導入されているタスク管理ツールです。SoftBankやリクルート、さらにはANAやJALといった航空業界まで業種や組織規模の大小を問わず、導入されています。特徴としては無料のBasicプランがいつまでも利用できるうえに、タスクやメッセージが無制限という強さを持っています。
- ビルダーを使ってカスタムルールを作成し、タスクのプロセスをメンバーで共有できる
- スマートフォンやタブレットに対応しており、使いやすい
- 完全に日本語対応している
- 他のツールよりもややコストがかかる
Asanaはこんな方におすすめ
Asanaは他のタスク管理ツールに比べ、スマートフォン、タブレットでの利用がしやすく、社員の仕事量やステータスをリアルタイムで把握できるため、接客業や外回りなどが多い仕事の方におすすめです。
出典|Asanaホームページ
料金プラン
プラン名 | 料金(1ユーザーあたり) | ボード数 | プラン内容 |
Basic | 無料 | 10個 | 無制限のタスク
無制限のプロジェクト
無制限のメッセージ
無制限のアクティビティログ
無制限のファイルストレージ (100MB/ファイルまで) |
Premium | 年間契約:$10.99/月
月間契約:$13.49/月 | 無制限 | 無制限のダッシュボード
無制限のプロジェクトを基にしたレポート作成
高度な検索
カスタムフィールド |
Business | 年間契約:$24.99/月
月間契約:$30.49/月 | 無制限 | ※Premiumプランの機能すべてに加えて
ポートフォリオ
カスタムルールビルダー
フォームのブランチおよびカスタマイズ
承認リクエスト |
参照|Asanaホームページ
5. Kintone(キントーン)
サイボウズが提供しているKintoneは、最近注目を集めるクラウド型業務アプリ開発プラットフォームです。案件管理や進捗管理、日報管理などのアプリが、プログラミング知識を必要とせずにこれ1つで作成できます。プロジェク管理アプリやTODOアプリなどを導入することでタスク管理ツールとして利用することができます。
- タスク管理アプリが複数あり、使用用途にあったものを選べる
- データ集計に長けている
- お試し期間が長い
- アプリの設計を精緻に計画しないと煩雑になってしまう可能性がある
- 拡張機能にコストがかかる
- システムやキントーンについての知識がないとキントーンのアプリ間の連携が難しい場合がある
Kintoneはこんな方におすすめ
Kintoneは集めたデータをリアルタイムでグラフや図にして見える化できるため、レポートや分析に強く、顧客情報の管理や、営業報告といった業務を日常的に行う企業では大幅な効率化が期待できるでしょう。
料金プラン
プラン名 | 料金(1ユーザーあたり) | アプリ数 | プラン内容 |
ライトコース | 月額:780円
年額:9170円 | 200個まで | ゲストユーザー価格
月額580円/ユーザー
(年額6820円/ユーザー)
ゲストスペース数100個まで |
スタンダードコース | 月額:1500円
年額:1万7640円 | 1000個まで | ゲストユーザー数
月額1200円/ユーザー
(年額1万4110円/ユーザー)
ゲストスペース数500個まで |
より効率的なタスク管理を目指して
「Todo管理」という言葉をよく聞くという方もいらっしゃるのではないでしょうか。個人でおこなうタスク管理の主な方法として使われるのがTodo管理です。Todo管理は自分に課されたタスクをまとめてリスト化する、いわゆる「やることリスト」を作るという手法です。
一方で、プロジェクトの全員がTodo管理をして仕事に取り組めば効率的に作業が進むのでしょうか?実は、仕事をより効率的に進めるには個人のタスク管理だけではなく、プロジェクト全体でのタスク管理も重要になってくるのです。
プロジェクトの責任者などがメンバーのタスク管理を整理すること!
- 個々のタスクの進行状況の把握
- メンバー同士の連携の補助
- それぞれのメンバーが行っているタスクの透明化
プロジェクトを進めている責任者がメンバーのタスクを管理することでメンバー同士のすれ違いが減ったり、全く同じ作業を別のメンバーが同時に行ってしまうことを防ぐことができます。
ですが責任者は毎日様々な対応を求められますし、予定外のタスクが突然発生することだってあるでしょう。ではどうやってプロジェクト管理をすればいいのでしょうか?もちろん頑張る!というのも手ですがここはタスク管理ツールに頼るのが賢明でしょう。
ポイントは「どこにいても」「お互いにわかる」タスク管理ができること!
- 今あるタスクをふとした時に確認できる
- 外出先等での突然のタスクの追加にも対応できる
- 責任者は一目でプロジェクト全体のタスク管理を確認できる
円滑なプロジェクトの進行には精密なタスク管理が必要不可欠。これを機に、タスク管理ツールの導入を検討してみませんか?
タスク管理ツールを選ぶポイント
ここまでで、「いったいどのタスク管理ツールがいいのかわからない」「そもそもうちにタスク管理ツールは必要なのか」と様々な疑問がある方もいると思います。そこでここからはタスク管理ツールの選び方についてのポイントを2つ解説します。
より円滑な仕事ができるか
どんな機能が備わっているかは、ツールによっていくらかの差はあります。 例え機能が豊富であっても、自社に必要のない機能や社員が使いこなせない機能であれば意味はありません。タスク管理ツールを契約するときには、自社に必要な機能が備わっているか、オーバースペックで社員が使いこなせない可能性はないか、前もってチェックしておきましょう。
初めて使う人でも簡単に使えるか
タスク管理ツールは、初めて使う人でも簡単に使えるかどうかで、社内での浸透度合いが変わってきます。活発なコミュニケーションを促すためにも、ツールを選ぶときには、社員が実際に使いこなせそうか、チェックしておくといいでしょう。
参考|とにかく簡単につながる無料グループチャット「パルケトーク」
仕事でも、地域のコミュニティ活動でも、ゼミやサークル活動でも大活躍です。
- 完全無料のグループチャット
- グループトークも無制限&履歴の閲覧期限なし
- 招待リンクやQRコードで簡単につながる
- 便利な「タスク機能」を使って効率的なコラボレーション
- ChatGPT APIを活用した「チャットAI機能(β版)」でコミュニケーションを活性化
参考|無料でずっと話せるミーティングアプリ「パルケミート」
パルケミートはログイン不要ですぐに始められるシンプルなウェブ会議ツールです。 ぜひ一度体験してみてください。
- 無料で時間制限がないウェブ会議
- アカウントもアプリダウンロードも不要
- 会話の「文字起こし」を会議後に振り返り
- ChatGPT APIを活用した「チャットAI機能(β版)」で議論を活性化
まとめ
今回は、タスク管理ツールとは何なのかや導入するメリット、おすすめタスク管理ツール5選などタスク管理ツール導入の参考となるさまざまな情報についてご紹介しました。 ぜひ今回の記事を参考に、自社に適したツールを選んでみてはいかがでしょうか。
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